地域のお宝再発見ツアーin熊本(2日目)
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しかし、2016年の熊本地震では、 重要文化財建造物 13 棟全ての建造物が被災しました。
中でも熊本城の北東に近接して位置する東十八間櫓、北十八間櫓は全壊した。宇土櫓の五階櫓は、屋根・外壁・建具破損で済んだが、続櫓は倒壊しました。不開門、長塀が一部倒壊し、他 8 棟が破損を受け修復が必要となっています。
今回の地震で最も大きく被害を受けたのが石垣です。熊本城の石垣は、 973 面・約79,000 平方メートルに及び、そのうち築石が崩落したのは 229 面、約 8,200平方メートルで全体の約 1 割、緩みや膨らみのため積み直しを要するのは 517 面、約 23,600 平方メートルで全体の約 3 割の面積に及びます。
1 平方メートルの築石の数は平均して 3~4 個程度と考えると、約 7 万~10 万個の築石を積み直すことになると言われています。
天守閣から、熊本市内を望む。いろんな場所で修復作業(詳細はこちら)がおこなわなれています。
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ちなみに、宇土櫓は、大天守や小天守より建築年代が古いと考えられており、清正が最初に入城した古城(隈本古城)に創建した天守の移築という説もあります。
次は、阿蘇神社へ。
阿蘇神社は、神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した 健 磐 龍 命(たけいわたつのみこと)をはじめ家族神 12 神を祀り、 2, 000 年以上の歴史を有する古社です。
阿蘇神社の社殿群は、天保 6 年(1835)から嘉永 3 年(1850)にかけて、熊本藩の寄進によって再建されたもので、神殿や楼門などの 6 棟が国重要文化財に指定されています。中でも楼門は九州最大の規模を誇り、「日本三大楼門」の一つともいわれます。
平成 28 年熊本地震により重文の楼門や拝殿が倒壊するなど社殿のほとんどが甚大な被害を受けましたが、令和 5 年 12 月に復旧工事が完了しています。
食事は、阿蘇ジビエカレー
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近くには、新阿蘇大橋や長陽大橋、白川第一橋梁(南阿蘇鉄道)を望むことができます。
続いて山都町馬見原にある馬見原橋へ。その前に、 新阿蘇大橋展望所「 ヨ・ ミュール」にて、美味しいソフトクリームを!
南阿蘇自然派ソフト。
宮崎との県境を流れる五ケ瀬川に架かる橋で、かつて宿場町として栄えた馬見原商店街の入り口にある夫婦岩の間を抜けて渡る橋です。
上側幅5.8メートル、下側7.5メートル。上下の幅の隙間から歩行者は自然に橋の下側へと吸い込まれる設計になっています。
唇のような形をした遊び心あふれるデザインは、1995年にくまもと景観賞さわやかまちかど賞を受賞しています。
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