会長挨拶
会長 大田原 宣治
毎年8月4日に、多くの皆様のご協力ご参加をいただき、宮崎「橋の日」の記念行事が開催できますことを大変ありがたく、うれしく思っております。
「橋の日」は、昭和60年に延岡市出身の湯浅利彦氏が提唱された宮崎発祥の記念日であります。(平成6年に日本記念日協会が8月4日を「橋の日」に認定)
昭和62年、大淀川に架かる橘橋において第一回宮崎「橋の日」イベントが開催されて以来、本年、32年目を迎えることができました。これもひとえに、長年にわたる皆様方のご理解ご協力の賜であり深く感謝申しあげます。
さて、川や谷、海、道路、鉄道などを越えて架かる橋は、日々の暮らしや産業経済活動、地域の歴史・文化などに密接な関わりを持っており、私たちのかけがえのない財産であります。そして、どの橋も、先人たちが知恵を生かし工夫を凝らしながら努力され遺していただいた汗の結晶であります。橋に感謝し、いつまでも大事にしたいものです。
橋には、その地域の歴史を物語るロマンがあり、幼い日の懐かしい思い出があります。また、昔から「心の架け橋、愛の架け橋、橋渡し、石橋をたたいて渡る」など、数多く例えて使われておりますように、橋は人・物・心・文化を渡し、人と人・地域と地域をつなぐなど、まさに架け橋となり私たちに大きな恩恵を与えてくれます。
このようなことから、私たちは日頃なにげなく利用している橋とのふれあいを通して、橋の役割を再認識するとともに、道路・河川の愛護や浄化への意識を高め、ひいては郷土愛を深めるために、8月4日「橋の日」に記念行事を実施しているところであります。
あわせて、これまで宮崎発祥の記念日を全国に広めようと活動を続けてまいりましたが、昨年、47全ての都道府県において「橋の日」運動が実施されるようになりました。
今後、県内の全市町村においても活動の輪が一層広がることを願い、さらに頑張ってまいりたいと思います。
今後とも皆様方のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。